紙布は、和紙を細く裁断し、撚りをかけて糸にし、ゆっくりと織り上げることで生まれます。
撚りの強さや織りの速さを見極めるのは、職人の感覚。
一筋ごとに表情が変わる、繊細なものづくりです。
撚る
紙布づくりは、和紙を細く裁断する所から始まります。
裁断された紙を一本一本丁寧に撚り、紙糸へと変えていきます。
撚りの強さや太さによって、できあがる紙布の表情は大きく変わります。職人は湿度や紙質を見極めながら、最適な撚りをかけ、均一で美しい紙糸をつくりあげます。
職人が紡ぐ
紙布づくり
紙布は、和紙を細く裁断し、撚りをかけて糸にし、ゆっくりと織り上げることで生まれます。
撚りの強さや織りの速さを見極めるのは、職人の感覚。
一筋ごとに表情が変わる、繊細なものづくりです。
紙布づくりは、和紙を細く裁断する所から始まります。
裁断された紙を一本一本丁寧に撚り、紙糸へと変えていきます。
撚りの強さや太さによって、できあがる紙布の表情は大きく変わります。職人は湿度や紙質を見極めながら、最適な撚りをかけ、均一で美しい紙糸をつくりあげます。
撚りあげられた紙糸は、丁寧に染色されます。
色むらが出ないよう、温度や染料の濃度を細かく調整しながら、均一で美しい発色を実現。
この工程で、紙布の最終的な色合いや表情が決まります。染め上がった紙糸は、しっかりと乾燥させてから次の工程へ進みます。
染め上がった紙糸を、昔ながらの織機で丁寧に織り上げます。
織機の音が工場に響き、一筋ずつ布が形を成していきます。速さや糸の張り具合を調整するのは、職人の感覚。
こうして紙布特有のやさしい風合いと、均一な美しさが生まれます。
一枚の紙布が、壁紙として完成する瞬間。
裏紙を貼り、表面を整え、命を吹き込むように仕上げられる。ここから、暮らしの中で呼吸する壁として役割を果たします。
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